DIYの基本は棚!2×4材を使う簡単な作り方
本格的な木工DIYを始めるなら棚が最適
本格的に木工のDIYを始めるなら、まずは棚の自作がおすすめ。棚は簡単な構造をしているので、DIYにまだ慣れていない人でも、完成させやすいんです。しかも棚の作り方には、木工DIYの基本が詰まっています。簡単ながらも、基本を身に付けられるようになるでしょう。そして、棚の作り方で得た基本は、ほかの難しいDIYに活かせますよ。
自作できる棚はいろいろな種類がある
棚といっても、いろいろな種類があります。大きく2種類に分別すると、壁や柱に「棚板を取り付けるタイプ」と、独立した家具の「据え置きタイプ」です。この記事では、簡単な作り方ですむ「棚板を取り付けるタイプ」のDIY方法を、解説していきます。一方の「据え置きタイプ」に、どういった種類があるのかは、下記リンクの記事を確認してください。
キッチンや壁に作る棚が実用的
DIYするからには、既製品とは違う、より実用的な棚にしましょう。壁や柱に「棚板を取り付けるタイプ」の棚は、どこでも柔軟に設置が可能です。なので、キッチンや洗面所といった、狭い場所にもおすすめ。ゴミ箱やキッチンカウンターなどの上の空間を、収納に変える棚も自作できますよ。それと、広いスペースの壁を、収納に活用する棚もよいですね。
賃貸OK!建物を傷つけずに自作する
壁や柱に棚板を取り付けると聞いて、建物に傷を付けるのでは?と、心配になるかもしれません。でも安心してください。この記事で解説する、簡単な基本の作り方なら、建物に穴を開けることなく、棚を設置できます。そのため、賃貸や新築のお家でも、気兼ねなく棚のDIYがおこなえるでしょう。据え置きタイプの棚しか使えないと、諦めなくて大丈夫です。
2×4材とディアウォールで棚を簡単DIY
棚板を取り付けるタイプで、キッチンなどの狭い場所や壁に設置でき、建物を傷付けず、簡単にDIYがおこなえる基本の作り方とは、「2×4(ツーバイフォー)材」と「ディアウォール」を使う方法になります。「2×4材」は木材で、「ディアウォール」はDIYで有名なグッズです。それぞれの詳細から、必要な道具とほかの材料、具体的な基本の作り方を、下記より解説していきます。
DIYで棚!簡単な作り方の基本/2×4材について
2×4(ツーバイフォー)材ってどんな木材?
「2×4(ツーバイフォー)材」とは「厚さ2インチ×幅4インチ」(※センチではなくインチ)の規格からなる木材です。でも、実サイズは小さめの「厚さ38mm×幅89mm」になります。ほかにも、複数の「○×○」サイズがあり、真ん中の「×」を「バイ」と呼んで、言い表すことが特徴です。また、厚さだけを指す場合は、「1×○(ワンバイ)材」や「2×○(ツーバイ)材」のように呼びます。
2×4材は安い木材で調達しやすい
2×4材は、サイズが定まっていることと、もとになる木の種類の関係で、生産が容易になっています。それに、使う側としても扱いやすい木材です。そのため、たくさん流通しており、安い価格で販売されています。2×4材をメインの材料にする場合、DIYの費用をおさえられるでしょう。加えて、身近なホームセンターやネット通販で、簡単に調達できます。
DIYする棚の木材としておすすめの2×4材
2×4材は、木の種類でいうと「SPF材」になります。「SPF材」とは[Spruce:トウヒ][Pine:松][Fir:もみの木]の3種類の木を指し、その頭文字を取った呼び名です。このうち、どれかが使われています。これらは、削ったりカットしたり、ネジを打ったり塗装したりなど、手を加えやすい材質です。それでいて丈夫。さらに、面取りと研磨がほどこされているので、DIYの材料として、すぐに使えます。
2×4材の弱点は克服できる
2×4材はメリットばかりに思えますが、弱点もあります。まず、傷や割れ、ねじれや反りなど、問題を抱えたものが多い点です。購入時には、きれいでまっすぐなものを選びましょう。それと、水分が苦手です。キッチンや洗面所など、湿気が多いまたは水が当たるような場所では、防水や防腐の対策を考えないといけません。屋外での使用は、さらに防虫対策も必要になります。防水や防腐、防虫に効果的な塗料で、対策が可能です。
ツーバイ材とワンバイ材の実サイズ
2×4材の規格サイズについては、先に説明した通りです。ほかの「1×(ワンバイ)材」と「2×(ツーバイ)材」の各サイズ(下記の表)も知っておくと、簡単な計算で、組み合わせられるようになります。なお、長さは「ft(フィート)」という単位です。「○ft」は、何mmなのか?は、下記の表を確認してください。※お店によって品ぞろえは異なります。すべてのサイズが、そろっているわけではありません。
種類 | 読み | 厚さ | 幅 |
---|---|---|---|
1×1 | ワンバイワン | 19mm | 19mm |
1×2 | ワンバイツー | 19mm | 38mm |
1×4 | ワンバイフォー | 19mm | 89mm |
1×6 | ワンバイシックス | 19mm | 140mm |
1×8 | ワンバイエイト | 19mm | 184mm |
1×10 | ワンバイテン | 19mm | 235mm |
種類 | 読み | 厚さ | 幅 |
---|---|---|---|
2×2 | ツーバイツー | 38mm | 38mm |
2×3 | ツーバイスリー | 38mm | 63mm |
2×4 | ツーバイフォー | 38mm | 89mm |
2×6 | ツーバイシックス | 38mm | 140mm |
2×8 | ツーバイエイト | 38mm | 184mm |
2×10 | ツーバイテン | 38mm | 235mm |
ft | mm換算(約) |
---|---|
1フィート | 304.8mm |
2フィート | 609.6mm |
3フィート | 914.4mm |
4フィート | 1219.2mm |
5フィート | 1524mm |
6フィート | 1828.8mm |
7フィート | 2133.6mm |
8フィート | 2438.4mm |
9フィート | 2743.2mm |
10フィート | 3048mm |
11フィート | 3352.8mm |
12フィート | 3657.6mm |
2×4材は購入時にカットしてもらうとよい
のこぎりを使って、自分で木材をカットする作業は、簡単ではないです。なので、2×4材を購入する際に、お店でカットしてもらいましょう。欲しいサイズを伝えれば、その通りカットしてくれます。仕上がりもキレイ。それに、カットした後の方が、運搬も楽です。有料でもカットサービスを利用することで、結構な時間と手間を省けますよ。
DIYで棚!簡単な作り方の基本/ディアウォール
ディアウォールはDIYの便利なグッズ
「ディアウォール」とは簡単にいうと、2×4材を「柱」にするグッズです。2個で1セットになっており、片方にバネが内蔵されています。2×4材の両端に取り付けるだけで、2×4材が突っ張り棒のように変身。そして天井と床へ、縦向き(垂直)に突っ張らせることで、柱ができあがります。ちなみに、バネ付きが上(天井側)です。金具で固定するなどの工程は必要なし。注意点として、横向き(水平)の突っ張り棒としては使えません。
ディアウォールで柱を自作するメリット
ディアウォールと2×4材で自作した柱は、いくらでも傷を付けられます。この柱に、棚板を取り付けるという作り方によって、建物を傷付けることなく、基本の棚が簡単にDIYできるわけです。さらに、2×4材の長さしだいで、柱の長さを自由自在に決められることも、メリットになります。キッチンのシンク上や、キッチンカウンターの上など、特殊なスペースでも柔軟に、柱の設置が可能です。
ディアウォールとラブリコの違い
ディアウォールの類似グッズに「ラブリコ」があります。2×4材を、突っ張り棒タイプの柱にする、という目的は同じです。大きく違う点は、突っ張りによる固定の仕組みになります。ディアウォールはバネですが、ラブリコはジャッキ(調節ネジ)です。そして、デザインも異なります。内蔵バネとジャッキという構造の違いが、そのまま見た目の違いになっています。なお、それぞれが対応している、木材のサイズは下記の通りです。
- 2×4(ツーバイフォー)
- 1×4(ワンバイフォー)
- 2×6(ツーバイシックス)
- 1×6(ワンバイシックス)
- 2×4(ツーバイフォー)
- 1×4(ワンバイフォー)
用意する2×4材の長さに注意
ディアウォールとラブリコに、共通する重要な点は、用意する2×4材の長さです。天井高(床から天井までの距離)よりも、ディアウォールやラブリコの大きさの分だけ、短めにする必要があります。ディアウォールは、天井高からマイナス45mmの長さが適正とされていますが、実際には「天井高からマイナス40mm」の長さがおすすめです。ラブリコは「天井高からマイナス95mm」の長さとなります。
ディアウォールよりラブリコがおすすめ
ディアウォールとラブリコのどちらを使おうか、迷ってしまうことでしょう。おすすめはラブリコです。ディアウォールはバネ式のため、2×4材をスライドさせながら、設置することになります。この作業がちょっと手こずるうえ、調整もしづらいです。ラブリコはジャッキ式なので、設置する場所へ2×4材を先に立てて、ネジをまわして固定するだけ。調整も簡単です。さらにラブリコは、側面の厚みが薄くてスリムなため、ほとんど隙間なく壁に沿わせられます。
ディアウォールとラブリコの追加パーツ
ディアウォールとラブリコのどちらも、複数の追加パーツがラインナップされています。「長い2×4材は、家に運び込めない」という場合は、ジョイントパーツがおすすめ。カットした短い2×4材を運び込んだ後、ジョイントパーツで接合し、長い2×4材へと変えられます。中途半端な長さの2×4材にも、活用したいアイテムです。ほかに棚受けもありますよ。全体的にラブリコの方が、構造にこだわっていて、おしゃれでスマートなパーツです。
DIYで棚!簡単な作り方の基本/道具と工具
必要な道具をひと通り説明
2×4材と、ディアウォールまたはラブリコを使う、基本の棚の作り方において、必要になる道具をご紹介します。ここでは、ザッと簡単な説明となりますで、それぞれの道具について、もう少し詳しく知りたい場合は、下記リンクの記事をご覧ください。木工のDIYで使う基本の道具を、ひと通り分かりやすく解説しています。
正確な寸法を測って印を付ける道具
棚に限らず、物の作り方の基本は、正確な寸法を測ることです。材料に、線などの目印を書く作業も含みます。そのため、ものさし系の道具は必須です。まず、金属製でL字型“ものさし”の「指矩(さしがね)」。もしくは、2×4材と1×4材だけに関していえば「ツーバイフォー定規」がおすすめです。それと、金属製のメジャーである「コンペックス」も、よく使います。
のこぎりや丸ノコと補助グッズ
基本的に木材は、購入時にお店でカットしてもらうことを、おすすめします。それでも、あとから調整や変更が必要になった場合に、使う道具が「のこぎり」です。手だけで、まっすぐカットすることは難しいため「ソーガイド(のこぎりガイド)」を使います。2×4材なら「マイターボックス」というガイドが便利ですよ。木材のカットを、すべて自分でおこなうのであれば、電動の「丸ノコ」を用意しましょう。
ドリルドライバーでネジ打ちを簡単に
手でまわすドライバーでは、ネジを打つ作業がすごく大変です。なので、電動のドライバーをぜひ入手したいところ。パワフルな「インパクトドライバー」もよいですが、この記事で解説している、簡単な棚の作り方だと「ドリルドライバー」で十分です。また、木材にネジ打ちをする前には、木割れを防ぐため、下穴を開けます。ドリルドライバーのビット(先端のパーツ)を、ドリルビットに付け替えることで、下穴を開けることが可能です。
紙ヤスリとサンダーで木材の表面を処理
2×4材は、もとから研磨&面取りされています。でも、カットした断面は「やすりがけ」が必要です。それと、塗装をほどこす場合は、塗装する面も研磨してください。やすりがけには「紙ヤスリ(サンドペーパー)」を使います。ただ、広い面積に対して、手で紙ヤスリを使う作業は大変。紙ヤスリをセットして使う「サンダー」があると、作業が楽になりますよ。簡単な棚のDIYなら、電動ではないハンドサンダーがおすすめです。
水平器は水平や垂直かが分かる
水平と垂直を正確に判断することも、棚の作り方の基本です。棚板が水平に取り付けられていない、柱が垂直に立っていない、といった場合は、問題が起こる恐れがあります。収納物がちゃんとおさまらなかったり、棚が壊れたりなどです。自分の目で判断してしまいがちですが、まずズレます。正確な水平と垂直を、簡単に判断できる道具が「水平器」です。水平器は、スマホのアプリでもありますよ。
DIYで棚!簡単な作り方の基本/材料について
2×4材とディアウォールやラブリコがメイン
簡単な基本の作り方で、DIYする棚の材料は、説明してきた通り、2×4材がメインになります。それと、ディアウォールまたはラブリコです。これだけで、棚をDIYできます。さらに、作りたい棚の大きさや形状にあわせて、ほかのツーバイ材やワンバイ材を加えてもよいでしょう。使う木材の種類が決まっているので、あれこれ悩まずにすみます。
棚受けやダボレールについて
2×4材の柱に、棚板を取り付けるためには「棚受け」と呼ばれるパーツを使います。ディアウォールとラブリコの各メーカーが、それぞれ棚受けを販売しているので、一緒に購入してもよいですね。あまった木材を使って、自作する方法もグッド。棚板の高さ位置を、いつでも変えたい場合は「ダボレール(棚柱)」というパーツで、実現できます。加えて、ダボレールに装着する、専用の棚受けが必要です。
棚受けやパーツ類はネジで固定する
2×4材の柱に、棚受けやダボレール、ジョイントパーツなどを取り付けるには、ネジが必要です。これらのパーツは、ネジが付属している場合もあるので、付属品も確認しておきましょう。付属していない場合や予備のため、サイズと種類の違うネジを、いくつか用意しておくとよいですね。基本的によく使われるネジは「コースレッド」と呼ばれるものになります。
塗料は木材をおしゃれに保護する
2×4材は、塗装をほどこした方が、表面を保護できますし、おしゃれに仕上げられます。安い2×4材でも、オイルやワックスを塗装するだけで、グレードが高い高級な木材のように、印象を変えることが可能です。また、使う塗料の種類や、塗装の方法によって、さまざまな表現をおこなえます。ナチュラル系、北欧風、アンティーク調、ヴィンテージ風など、置き場所のテイストにもあわせられるでしょう。
DIYで棚!簡単な作り方の基本/用品の調達
何でもそろうホームセンターは便利
DIYの道具や材料は、ホームセンターで調達できます。基本的なDIY用品は、すべてそろえられるでしょう。棚の簡単な作り方で必要な2×4材、ディアウォールとラブリコも取り扱っています。DIY用品について、店員さんに相談できることもポイントです。それに多くのお店で、木材のカットサービスをおこなっています。さらに、電動工具や工房のレンタルなどのサービスを、実施している店舗もあるので、活用してみてください。
DIY用品のおすすめ通販サイト
「近くのホームセンターには欲しい物がない」「より良い物、または、より安い物を探したい」「買い出しや運搬の手間を省きたい」といった場合は、通販サイトが便利です。ただ、木材のカットサービスをおこなっていないショップがあるので、確認してくださいね。おすすめの通販サイトは、さまざまなDIY用品をいっぺんに探せる「楽天」と「Amazon」です。下記リンクより、それぞれの「DIY用品カテゴリ」ページへアクセスできます。
2×4材を使って簡単DIY!基本的な棚の作り方
2×4材とディアウォールによる棚の構造
2×4材と、ディアウォールまたはラブリコを使う棚について、基本の構造を具体的に説明します。2×4材の柱は、2本以上が必要です。柱に棚受けを取り付け、柱をつなぐよう水平に、ペアとなる棚受けの上へ棚板をのせます。棚板を安定させるためです。柱が1本だけの場合は、棚板を取り付けても不安定になります。なので棚板ではなく、フックで物を引っ掛けるような、収納ラックにするのがよいでしょう。
2×4材の柱の向きは対荷重に関わる
2×4材の柱は「幅の面(広い方)」と「厚さの面(狭い方)」のどちらを手前に向けて設置するかで、対荷重が変わります。なので、対荷重もふまえて設計しましょう。「幅の面(広い方)」を手前に向けた場合、そのまま手前に棚板を取り付けますが、収納物の総重量が重すぎると、柱が手前に倒れる危険性があります。「厚さの面(狭い方)」を手前に柱を設置し、向き合った柱の間へ、棚板を取り付ける方法だと、より重い総重量に耐えることが可能です。
棚のイメージを固めて設計図を書く
棚のDIYを含め、設計図を書くことも作り方の基本です。とはいっても簡単な棚であれば、精密な設計図でなくても大丈夫。まず、用途をはっきりさせます。そして、サイズ感や使い勝手をイメージし、完成像をざっくりとでも図にしてください。同時に、設置場所のスペースをきちんと測り、棚の正確な寸法を決めていきます。手直しを繰り返して決定したら、必要な内容だけを清書するとよいでしょう。
必要な道具と工具や材料を準備する
設計図が完成した時点で、必要となる道具や、材料とその量が分かります。なので先に設計図を作り、その後で調達です。道具と材料がそろったら、木材をカットして、設計図の通りに、寸法をあわせてください。購入時に、お店で木材のカットサービスを利用した場合も、寸法を測って確認しておきます。もし違っていた時に、後でバタバタすることを防ぐためです。
やすりがけした木材を塗装する
棚を組み立てる前に、2×4材を塗装します。2×4材は、すでに研磨処理されていますが、塗装するなら“やすりがけ”が必要です。やすりがけにより、塗料のノリまたは染み込みがよくなります。塗装後は、しっかりと乾かしてください。基本的に、乾燥と再研磨“後”の2度塗りがおすすめ。棚を完成させた後で、目に見える部分だけを塗装する、簡単な方法もあります。でも、バラの材料の時点で塗装した方が、キレイな仕上がりです。
棚の柱となる木材を設置する
棚の本体となる、2×4材の柱を設置します。塗装が完了した2×4材に、ディアウォールまたはラブリコのアジャスターを装着。そして、棚を設置する場所へ、垂直に立つよう固定します。水平器を使えば、ちゃんと垂直に立っているか、確認が可能です。ディアウォールとラブリコの固定方法など、使い方の詳細は、説明書を確認してくださいね。
水平を確認しながら棚受けを取り付ける
2×4材の柱に、棚受けを取り付けていきます。まず、棚受けを1つだけ取り付けます。正確に測った位置に、下穴を開けてから、ネジで固定してください。そして、ペアになる棚受けを、取り付ける予定の位置に仮止めします。そこへ実際に棚板をのせてみて、ちゃんと水平になっているのか、水平器で確認しましょう。調整したうえで、仮止めしていた棚受けも、下穴を開けてからネジで固定します。
棚受けに棚板をあわせる
2×4材の柱へ棚受けを取り付けたら、棚受けに棚板をのせて、ネジで固定します。これで、簡単な基本の作り方による、棚が完成です!基本的に、棚板も2×4材をそのまま使います。奥行き(幅)を広くしたい場合は、幅が広い種類を使うか、何枚かを接合して棚板にしましょう。ほかのツーバイ材やワンバイ材も選択肢に加えて、ベストな棚板をDIYしてみてください。
DIYで棚!簡単な作り方の基本/ほかの方法
ちょっとした棚は100均グッズで自作できる
ちょっとした棚であれば、2×4材を使うまでもなく、100均グッズでDIYが可能です。すのこや木箱といった、木製の100均グッズを使うと、木工DIYの棚に仕上がります。ほかにも、壁を簡単に収納へと変えてくれる、ワイヤーネットや有効ボードなど、使えるグッズがいっぱい。下記リンクの記事で、100均グッズを使う基本のDIYアイデアを、たくさんご紹介しています。
しっかりとした収納家具は購入した方がいい
独立した家具となる「据え置きタイプ」の収納棚は、DIYの難易度がグッと上がります。外枠、背板、脚なども自作し組み立て、強度を持たせたうえで、仕上げないといけません。戸や扉、引き出しを備えていて、大型のものは、DIYではなかなか難しいでしょう。作業にかかる手間と時間や費用、家具の安全性と使いやすさなどをふまえると、購入がおすすめです。下記リンクから、おしゃれで安い家具を扱う、通販サイトを探せます。
まとめ
2×4材と、ディアウォールまたはラブリコを使う作り方なら、基本の棚を簡単にDIYできます。壁面やキッチンの空いているスペースも、収納に活用することが可能です。それに、建物へ傷を付けないですむため、賃貸でも設置OK。また、必要な道具は基本的なものでよく、2×4材は安いので、費用の負担は少ないでしょう。解説してきた簡単な作り方で、棚のDIYにぜひチャレンジしてみてください。