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ソファダイニングは、デメリットを知っておかないと、後悔する可能性があります。後悔しないために、ソファダイニングの理解を深めましょう。具体的なデメリットとメリット、セットの利点と難点、ソファとテーブルの選び方など、重要なポイントを解説します。これらを参考にすることで、快適な生活空間をつくりだせるはずです。それと、ワンルームの一人暮らしで実践する場合に関しても、後半で触れています。

ソファダイニングについて様式や特徴を理解する

ソファダイニングとは様式の1つ

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ソファダイニングとは「ソファに座って、ダイニングテーブルを利用する」という様式を指します。ダイニングチェアの代わりに、ソファを用いることがポイント。チェアに比べて、ソファは座り心地がよいため、長く居続けられるものです。なので、食事をするだけでなく、家族がリラックスできる場所にもなります。つまり、ソファダイニングを取り入れると、リビング兼ダイニングの空間ができあがるのです。

単なる組み合わせは後悔する

ソファとダイニングテーブルを単純に組みわせても、快適なソファダイニングにはなりません。ソファダイニングで使用する、ソファとテーブルには、それぞれ下記のような特徴があるためです。この特徴と選び方をふまえずに「ソファがあるからテーブルを買う」逆に「テーブルがあるからソファを買う」または「ソファとテーブルを別々にそろえる」と、使いづらいソファダイニングになってしまって、後悔します。

ダイニングソファの特徴

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ソファダイニングで使用するソファは、ダイニングソファとも呼ばれます。普通のソファに比べて、座面(座る部分)の「クッション性が固い」「奥行きが浅い」「背もたれが低めで垂直に近い」ことが特徴です。ダイニングソファが、なぜこのような特徴を備えているのかは、もちろん理由があります。それは、ソファに座ったままダイニングテーブル上で、食事やいろいろな作業をしやすくするためです。

ダイニングテーブルの特徴

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ソファダイニングで使用するテーブルは、ダイニングテーブルです。ただ、チェア(椅子)にあわせる普通のダイニングテーブルとは、異なる特徴があります。その特徴とは、普通のダイニングテーブルに比べて、天板の高さ位置が低いこと。チェアよりも、座面の高さ位置が低いソファに、あわせるためです。ちなみに天板は、料理や物を載せたり作業をしたりする、一番上の板を指します。

デメリットを把握して後悔を防ぐ

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下章で、ソファダイニングのデメリットとメリットを解説します。このデメリットに納得でき、メリットに高い価値を見いだせる場合は、ソファダイニングがおすすめです。ソファダイニングは、デメリットが多くて後悔しがち、ともいわれます。でも、あらかじめデメリットを把握しておけば、後悔することを防げるでしょう。そして、得られるメリットに満足できるはずです。

ソファダイニングは後悔する?デメリット10個

どっちつかずなダイニングソファ

先に説明した通り、ソファダイニングに適したソファは、座面が固くて奥行きが浅いうえ、背もたれが低めで垂直に近いものです。そのため、普通のソファに比べて、リラックス度は大きく劣ります。それにチェアと比べても、食事の食べやすさや作業のしやすさは、勝てません。残念ながらダイニングソファは、リラックス感があまりないうえに、それほど食事や作業もしやすくない、という大きなデメリットがあります。

広いスペースを占領してしまう

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ダイニングソファは普通のソファと比較して、全体的な(外寸の)奥行きが浅く、省スペースに設置できます。それでもダイニングチェアよりは、大きくて場所を取るサイズ感です。そしてチェアの場合、使わない時は、テーブルの下におさめられます。ソファは、サイズや重さと構造的に、テーブルの下へおさめられません。なので、いつも広いスペースを占領してしまいます。

レイアウトを変える時に苦労する

ダイニングチェアは、1脚ずつ1人で楽々と移動させられます。テーブルさえ移動できれば、レイアウト変更は難しくありません。なお、テーブルの適した方角にチェアを移動するなど、調整が簡単です。ソファの場合は、大きくて重いことから移動が大変。配置を変える時は、苦労するでしょう。それに、幅と奥行きが広いため、レイアウトの自由度は低くなります。肘付きやL字型は形状的にも、なおさらです。

ソファは汚れやすくメンテしづらい

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食事中に座るダイニングソファは、食べ物や飲み物をこぼすなどして、汚れやすいです。ソファの張地(表面の素材)によっては、汚れをきれいに拭き取れない場合があります。加えて、背もたれと座面の隙間(付け根の部分)に、ゴミが入り込むと、取り除くのが手間です。子供がいる家庭では、仕方のないことですが、特に汚れます。

掃除に手間取るソファダイニング

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食事の場となるソファダイニング周りは、汚れやすいにも関わらず、掃除がしづらいです。おもな原因は、大きくて重いソファ。邪魔になるので動かしたいところですが、移動には結構な労力を要します。それと、ソファの下は汚れがたまりやすいです。脚がない、または脚が短いソファの場合、掃除機やワイパーがソファの下に入りません。これらのソファは動かす必要があり、大掛かりな掃除になってしまいます。

人の出入りがスムーズでない

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ソファダイニングでは、ソファに座る際、出入りはソファの端からとなります。ソファの前にはテーブルがあり、後ろは背もたれで遮られているためです。「3人掛け以上での真ん中」「L字型の角」「テーブルと共に、片側を壁に付けた場合の壁側」といった席は、ソファとテーブルの狭い間を移動することになり、出入りが面倒に感じるでしょう。また、出入り口の方に着席者がいる場合、移動のたびに退いてもらわないといけません。

ソファでの立ち座りがしづらい

ソファダイニングは、立ち座りがしづらいです。チェアであれば、簡単に後ろへ引いて、立ち座り用のスペースと、出入り口を作れます。でもソファは、動かすことが難しいので、立ち座り用のスペースをサッと作れません。大きさによるものの、テーブルの方が動かしやすいぐらいです。テーブルを固定しておくなら、ソファとテーブルの狭い間で、立ったり座ったりすることになります。

食事が食べにくい場合もある

ソファダイニングは、食事が食べにくい場合もあります。テーブルとソファの、距離の関係が原因です。テーブルとソファが近ければ、食べやすいのですが、立ち座りや移動はしづらくなります。逆に、人が動きやすいスペースを空けるほど、食べにくい状態になるものです。子供と大人が並んで座る場合、テーブルとソファの距離感は、より難しくなります。そして問題は、テーブルとソファを簡単に移動できないことです。

ダイニングチェアにあわせづらい

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ソファとチェアは、座面の高さ位置が異なります。基本的にソファは低くて、チェアは高いです。ダイニングテーブルも、ソファ用は低く、チェア用は高くと、天板のベストな高さ位置が変わります。そのため、ソファダイニングで、天板の位置が低いテーブルを使っている場合、チェアへの変更は難しいです。座面と天板の高さバランスがあわず、使いづらいことが理由になります。

子供に悪影響を与える可能性も

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子供にソファで食事をとらせることは、多少なりとも悪影響を与える場合があります。ソファは座面が広いので、遊び場になってしまいがち。飛び跳ねるなどして転び、ケガをする恐れもでてきます。それに、食事をする場所でのお行儀が、悪くなってしまいかねません。加えて、クッション性と背もたれがあるため、きちんとした姿勢をたもちづらくなります。

ソファダイニングは後悔しない!メリット8個

リビング分のスペースを空けられる

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多くの場合「ダイニングルームに、ダイニングテーブルとダイニングチェアを置く」そして「リビングルームにソファを置く」という配置になるでしょう。このリビングルームに置く予定のソファを、チェアの代わりにダイニングルームへ置く様式が、ソファダイニングです。ダイニングをリビングとしても機能させることで、本来のリビングルームのスペースが空き、ほかの用途で使えるようになります。

狭い家でもリビングとダイニングを

リビングとダイニングを、別々の部屋や空間で分けられない狭い家にこそ、ソファダイニングがおすすめ。広さにもよりますが、1部屋にテーブルとソファを置いて、省スペースでリビング兼ダイニングをつくりだせるからです。ソファでリラックスしたり、ダイニングテーブルで食事をとったりできます。あきらめていた理想のスタイルを、実現できる可能性は高いですよ。

食事後そのまま団らんの場になる

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ダイニングソファは、ダイニングチェアに比べて落ち着けますし、長く座っていても疲れづらいです。家族や友人と語らいながら、時間をかけて食事を楽しめます。また、チェアでは得られない居心地のよさが、ソファダイニングにはあります。リラックスできる場所となり、テレビを置けばまさにリビング。食事後も居続けやすく、そのまま団らんの場になるでしょう。

家族が一緒にいる時間を増やせる

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チェアを使う普通のダイニングだと、食事をしている人はダイニング、食事が終わった人はリビングや自室へと、分散しやすいものです。でも、ソファダイニングは、食事の場だけでなく、リラックスできる団らんの場を兼ねています。なので、食事以外の時間も、家族の居場所になりやすいです。食事をするタイミングがあわなくても、一緒にいる時間を増やせます。

多用途で使えるソファダイニング

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ダイニングテーブルとダイニングソファの組み合わせは、いろいろな作業や勉強をする場所としても使えます。チェアだと座り心地の問題で、長く作業を続けるのはツラいでしょう。ソファにローテーブルをあわせる一般的なパターンでは、天板の位置が低いため、作業がしづらくなります。ソファダイニングは、ほどよい座り心地と高さ位置なので、テーブルとソファの距離が適していれば、作業がしやすいです。

座る人数と幅の広さに柔軟性がある

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チェアは、1脚につき1人しか座れず、幅の広さを変更できません。ソファは、何人掛けかは決まっていますが、必ずしもその人数で座る必要はないです。例えば、3人掛けのソファに2人で座れば、広く使えます。家族が全員そろっていない時は、広々と座れるわけです。または、体格によるものの、大きめの3人掛けソファに、4人で座ることも可能。ソファの幅と人数しだいでは、家族の全員とお客さんが、一緒に座れる場合もあります。

子供や高齢者にもおすすめ

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チェアより、座面の幅が広くて位置が低いダイニングソファは、子供や高齢者にもおすすめです。子供の場合、普通に座っている分には、落下する危険が少なくなります。それにソファの上で、小さな子供のお世話もできるでしょう。また、外側のソファ端となる席は、出入りや立ち座りがしやすいです。加えて、チェアに比べると座り心地がよいため、高齢者の負担を減らせます。

カフェ風のおしゃれさを再現できる

ソファダイニングの大きなメリットの1つが「おしゃれなカフェ風のインテリアに仕上げられる」ということです。お気に入りデザインのダイニングテーブルと、ダイニングソファを上手にレイアウトできれば、自慢したくなるような最高の空間になります。特にインテリア性を重視する場合は、上章で解説した多くのデメリットが、大きな問題でなくなるほど満足できるはずです。

ソファダイニングはテーブルとセットもおすすめ

ソファダイニングは選び方が難しい

ソファダイニングで使うテーブルとソファは、選び方が難しいです。適当に選んでしまうと後悔します。まず、それぞれの特徴を理解しておきましょう。そして、デメリットによるマイナス部分をなるべく軽減できるように、サイズや構造とレイアウトなどをふまえながら、ベストな組み合わせを選ぶ必要があります。さらに、デザインも重要です。

テーブルとソファのセットだと簡単

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ダイニングテーブルと、ダイニングソファのセットもあります。それが、ソファダイニングセットですね。セットはテーブルとソファが、適した組み合わせになっています。天板と座面の高さ位置の関係に加えて、全体的なサイズや形状とデザインのバランスが、ちょうどよいです。なので、テーブルとソファを別々でそろえるよりも、セットの方が簡単に選べます。それに、選び方を失敗して、後悔するリスクも少ないです。

ソファダイニングセットのデメリット

ソファダイニングに限らず、セット商品は、組み合わせ内容が決まっています。そのため自由度は低いです。これは、セットのデメリットといえますね。ですが、セットの内容が適していれば、問題はないでしょう。ただ、より最適なソファダイニングづくりを目指すなら、セットでは満足できないかもしれません。テーブルとソファは、別々に選んだ方がよい場合もあります。

テーブルとソファを別々に用意する

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テーブルとソファを別々に用意する方法は、自由度がとても高いです。納得がいく最高のソファダイニングづくりを目指して、とことんこだわって選べます。でも、先に説明した通り、選び方の難易度は高いです。ソファダイニング全体に加え、テーブルとソファのそれぞれを選ぶうえで、重要なポイントを、下章より解説していきます。参考にすることで、失敗による後悔を防げるはずです。セットを選ぶ場合でも、確認してくださいね。

ソファダイニングのデメリットをふまえた選び方

部屋の広さや動線を確認する

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ソファダイニングの一式を選ぶ前に、まずやるべきことは、配置する場所の広さを確認することです。部屋にある他の家具をのぞいて、実際に利用できるスペースを測ります。このスペースにおさまるサイズの、テーブルとソファを選べばよいわけです。ただし、同じスペース内に、動線(人が移動できるスペース)も含める必要があります。動線の幅は「60〜80cm」が目安です。それから、テーブルとソファの距離も考慮しましょう。

テーブルとソファの差尺が重要

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食事の食べやすさや作業のしやすさが決まる、重要な要素の1つが「差尺(さじゃく)」です。差尺は、テーブル天板の上面とソファ座面の、高さの差を指します。ソファダイニングでは、一般的に「27cm」がベストです。ぴったりは難しいので「25cm〜30cm」が、目安となります。なお、クッション性のあるソファは、体が沈み込んで実際の座面が低くなり、差尺が広くなりがちなことに注意してください。

レイアウトをシミュレーション

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ソファダイニングは、レイアウトも重要です。レイアウトによって、動線を含めた使用感の良し悪しと、おしゃれさや広狭さなど空間の見た目が、大きく左右されます。また、ソファは移動させづらいため、後からレイアウトを変えるのは大変です。最初によくシミュレーションをして、レイアウトを決定しましょう。下記リンクは、ソファダイニングに関連する、インスタグラムのページです。レイアウトの参考にしてみてくださいね。

テーブルとソファを簡単に移動する

ソファは大きくて重いので、動かすのに苦労すると説明してきました。でも、あるグッズを使えば、簡単に移動させられます。そのグッズとは「カグスベール」です。ソファの脚底や底面に貼るだけで、すべらせて動かせるようになります。もう、複数人で持ち上げる必要はありません。テーブルも同様です。ちょっとした位置調整、掃除の際にどかす、レイアウト変更などが楽になります。カグスベールは、下記リンクでチェックが可能です。

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ソファダイニングの後悔しない選び方/テーブル

テーブルとソファの差尺を確認

あわせるソファの座面高と、その差尺をふまえて、ダイニングテーブルを選びます。差尺については、上章で解説した通りです。ソファの多くは座面高が低いため、テーブルも天板の位置が低めのものを、探すことになるでしょう。具体的なサイズは下章(〜選び方/ソファー)で説明します。セットは当然ながら、適した差尺となる組み合わせがほとんどです。それと、天板の高さ位置を変更できる、昇降式のダイニングテーブルもありますよ。

2本(T字)脚のテーブルがスムーズ

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チェアは簡単に後ろへ引いて、テーブルとの間に、人が出入りするスペースを空けられます。でも、ソファは動かしづらいので、スペースを空けることが難しいです。そのため、ソファと4本脚のテーブルは相性が悪く、後悔します。出入りの際に、テーブルの脚が邪魔になるからです。1本脚か、2本(T字)脚なら、角の4隅が空いているので、ソファでもスムーズに出入りができます。安定性を考えると、2本(T字)脚がおすすめです。

天板の形は四角形を選ぶ

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ダイニングテーブルの天板の形は、円形と四角形の2種類です。さらに「円形は、正円と楕円」「四角形は、正方形と長方形」に分けられます。円形はおしゃれですが、レイアウトが難しいです。それに角がない分、使える天板のスペースは狭くなります。また、曲がった辺に沿って、多人数掛けのソファは配置できません。なので、ソファダイニングでは、四角形のテーブルが適しています。

収納付きは便利だけど必要ない

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テーブル天板の下に、収納棚を備えたタイプもあります。いろいろな物を収納しておけて、出し入れも簡単におこなえるため、便利に活用できるでしょう。でも、ソファダイニングに適した、2本(T字)脚のテーブルでは、選べる商品は限られます。そして、収納できる量も少ないです。収納に関しては、ほかの家具に任せた方が、よりよいダイニングテーブル探しができます。ワゴンが使いやすいですよ。

https://blog.zakkazuki.net/kwagon-stylish-lowp

ダイニングテーブルをもっと詳しく

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上記の内容は、ソファダイニングにおけるテーブルの要点です。下記リンクの記事で、チェアとあわせる場合も含めたダイニングテーブルについて、より詳しく解説しています。天板の形や、サイズと素材の選び方などが、簡単に理解できるはずです。それと、おすすめ通販店もご紹介しているので、テーブルを単体で選ぶなら、ぜひチェックしてみてください。

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ソファダイニングの後悔しない選び方/ソファー

ソファとテーブルの差尺を確認

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ダイニングソファの座面高について、多くは「40cm」ほどです。そして先に説明の通り、テーブル天板とソファ座面の最適な差尺は「27cm」。座面高が「40cm」のソファなら、天板の高さ位置「67cm」のテーブルが、ベストな組み合わせとなります。いずれも、多少の違いは許容できるでしょう。なお、おすすめの座面高は「42cm」です。もちろん、快適に使える高さ位置の関係は、人によって変わります。

座面が高いソファもある

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座面の高さが「45cm」のソファでは、差尺「27cm」を足して、天板の高さ「72cm」のダイニングテーブルが最適です。チェアにあわせる普通のダイニングテーブルは、同じく天板の高さ「72cm」ほどが平均的。そのため、座面が高いソファであれば、天板が低いテーブルを探す必要がなくなります。選択の幅が増えますし、チェアにもあわせやすいです。また、すでダイニングテーブルを持っている場合、そのまま使える可能性があります。

座面のクッション性は固くて薄め

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ソファ座面のクッション層が、やわらかくて厚めのものは、おすすめしません。まず、座った時に体が下へと、深く沈み込みます。これは安定性が悪く、食事や作業がしづらくなる状態です。そして、クッションがへたる前と後で、座面高が大きく変わってきます。最初は適した差尺でも、しばらくすると差尺が広がってしまうでしょう。これらの理由から、ソファ座面のクッション層は、固くて薄めのものが、おすすめです。

奥行きが深いと食事が食べにくい

ソファ座面の奥行きが深いと、食事や作業がしづらくなります。座面の深くまで腰を掛け、背もたれに寄りかかることで、適した姿勢がとれなくなったり、テーブルと手の距離が離れたりするためです。浅く座ればよいと思うかもしれませんが、背もたれがあれば、寄りかかってしまうもの。なので、ソファダイニングでは、奥行きが浅い座面を選びます。ベストな奥行きは、平均で「50cm」です。

背もたれの角度や高さもチェック

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ダイニングソファの背もたれは、垂直に近い方が、食事や作業をしやすくなります。背もたれに寄りかかっても、適した姿勢をとれることが理由です。なお、ソファダイニングでは、背もたれは低い方が適しています。背もたれが高いと「料理など物をテーブルへ置く際にぶつかる」「威圧感がでて、部屋が狭い印象になる」など、デメリットがでてくるためです。それと肘掛けは、出入りの邪魔になります。

レザー系やカバーリングがおすすめ

ソファダイニングは、食事をする場所でもあるため、ソファが汚れやすいです。なので、汚れることをふまえて、選ぶ必要があります。チェックするポイントは、ソファの表面をおおっている素材の「張地(はりじ)」です。張地はおもに、3種類あります。それぞれの特徴は、後ほどご紹介するリンク記事をご覧ください。おすすめはフェイクレザーですが、チープな感じになる場合もあります。はがして洗濯できる、ファブリックのカバーリングタイプもよいですね。

ソファが汚れないように対策できる

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張地の種類で、もっとも汚れやすくて落としづらいのは、ファブリックになります。でも、リーズナブルで温かみがあり、インテリアにあわせやすく、夏冬でも肌触りがよいことから、選びたくなる素材です。実は、カバーリングタイプでなくても、簡単に汚れ対策ができます。それは、ソファーカバーやマルチカバーを掛ける方法です。または、食事のほか汚れやすい利用シーンにだけ、大きな布地などを、ソファに掛けてもよいでしょう。

https://blog.zakkazuki.net/sofacover-stylish-lowp

組み合わせタイプは自由度が高い

いずれ、座れる人数を変える、レイアウトを大きく変更する、といった可能性がある場合、ユニットタイプのソファだと対応しやすいです。肘掛けなし、左側に肘掛け付き、右側に肘掛け付き、角だけに配置できるコーナー型など、同一シリーズの複数の種類を、組み合わせて使います。ただ、流通しているユニットタイプ自体が少ないです。ソファダイニングに適していて、自分が気に入るものを見つけることは、難しいかもしれません。

ベンチの組み合わせも検討する

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背もたれのある長椅子がソファで、背もたれのない長椅子がベンチです。ベンチは「真ん中や奥の位置でも、背面からダイレクトに自分の席へ出入りできる」「背もたれに寄りかかれず、適した姿勢を保ちやすい」「威圧感がなく、部屋が広い印象になる」などのメリットがあります。デメリットは、リラックスできないことです。場合によっては、ソファと組み合わせるとよいでしょう。

オットマンを便利に活用する

背もたれのある1人掛け椅子がチェアで、背もたれのない1人掛け椅子がスツールです。オットマンは、人の脚を乗せる台のことで、スツールの用途でも使われます。ソファに座りながら、オットマンに自分の脚を乗せると、リラックス度がアップ。また、来客があった時に、座る場所をサッと増やせます。収納ボックスタイプのオットマンもあり、便利でおすすめです。

ソファについてもっと詳しく知る

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上記の内容は、ソファダイニングにおけるソファの要点です。下記リンクの記事では、普通のソファについて、詳しく解説しています。何人掛けかの幅サイズ、クッション性に関する構造、張地の種類と特徴、ソファ自体の種類などが、よく理解できるはずです。ダイニングソファを選ぶうえでも、役立つ内容となりますので、あわせてご覧ください。

https://blog.zakkazuki.net/sofa-twoseater-ne

https://blog.zakkazuki.net/sofa-type-choose

ソファダイニングは一人暮らしでも後悔しない?

一人暮らしでも実践できる

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ソファダイニングは、ワンルームの一人暮らしでも、ある程度の広さがあれば実践できます。おおよその広さ目安としては「ワンルームの場合は10畳」以上です。ただし、ほかの家具との兼ね合いや、ソファとテーブルの大きさにもよります。制約があるものの、夢ではないですよ。これまで解説してきた内容の多くは、ワンルームで実践する場合にも当てはまります。さらに、下記のようなデメリットなどがあるので、確認してください。

移動しづらくゴチャつきがち

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ソファダイニングを、一人暮らしのワンルームで実践すると、人の移動スペースが確保しづらく、部屋がゴチャついて狭く見えがちです。なるべくスペースに余裕が持てるよう、ダイニングテーブルとソファのサイズを考えて、レイアウトのシミュレーションをしてください。ちなみに10畳(キッチン込み)の場合は、ほかの家具をあまり置かない前提で、小型の2人用が設置できるぐらいです。

床で過ごせるスペースがない

一人暮らしのワンルームだと、生活スペースは、ソファダイニングに占領されてしまう場合が多いでしょう。そうなると、床座で過ごせるスペースは残っていません。居場所となるのは、ソファの上だけです。これまで床座で過ごしてきた人は、ずっとソファ上にいる生活が、あわない可能性もあります。それに、ダイニングソファは普通のソファよりも、リラックス度が劣ることを覚悟してください。

一人暮らしにおすすめの様式

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リビングに普通のソファを置いて、テーブルをあわせる場合、ローテーブルを選ぶことが多いです。そしてダイニングに、チェアとダイニングテーブルを置きます。一人暮らしのワンルームだと、両ルームの分を置けません。前者を選ぶと、食事や作業がしづらいです。後者は、リラックスできないでしょう。食事や作業がしやすいダイニングテーブルと、リラックスできるソファを、1部屋へ置けるようになる様式が、ソファダイニングです。

カフェテーブルがベストかも

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広さに余裕がない一人暮らしのワンルームで、ダイニングテーブルは大きすぎるという場合、カフェテーブルが最適です。カフェテーブルは、小型のダイニングテーブルともいえます。基本的にサイズは小さめで細身、そしてシンプルなデザインが多く、ダイニングテーブルより威圧感が少ないです。そのため、狭い場所に置きやすいでしょう。名前の通り、カフェ風のおしゃれなインテリアにもなります。

ソファダイニングセットがおすすめの安い通販店

セットは楽天とAmazonがおすすめ

おしゃれで安い家具を扱っている通販店は、たくさんあります。でも1店ずつで見ると、ソファダイニングに関しては、どこも取り扱い商品数(種類数)が少ないです。なので、ソファダイニングを探す場合は、楽天かAmazonがおすすめ。複数店の商品を、いっぺんにチェックできるからです。ソファダイニングに適したテーブルとソファ、それからセットについて、さまざまなタイプを選べますよ。下記リンクから、各ページに移動が可能です。

ソファダイニングを楽天で探す

ソファダイニングをAmazonで探す

まとめ

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ソファダイニングは「チェアよりリラックスできるソファ」と「食事や作業がしやすいテーブル」を組み合わせる様式です。本来はリビングとダイニングで分ける配置ですが、まとめることにより省スペースですみます。デメリットとメリット、テーブル&ソファとセットの特徴や選び方を、解説してきました。これらを理解しておけば、後悔することなく、最高のソファダイニングに仕上げられるはずです。一人暮らしも含めて、導入を検討してみてくださいね。